クウェートは絶対にGCCを抜けない – クウェートの「中立」外交
こんにちは!
クウェートのよしくんです!
今回は「クウェートは最終的にGCCから離脱する」という見方の記事がイランで出ているようなので、そのニュースをもとに実際どうなのか説明していきます。
こちらが実際の記事です!
と言っても、クウェートがGCCを率先して離脱することは99%無いと考えています。
今回はその理由を説明していきます。
クウェートは中東の「中立」にして「仲介人」
前回の記事でも軽く触れましたが、クウェートの外交方針は「中立」であり「仲介人」です。
サウジアラビアとイラン間の国交断絶に際しては、クウェートは大使の召還に留めました。
大使の召還は、サウジ側にも配慮しての行動であると思われます。
同様に、サウジアラビアによるカタール断交についてもクウェートは「仲介者」として動いています。
こういった「中立」「仲介者」の立場を貫くのは、何よりもイラクによるクウェート侵攻があったためであると言えます。
クウェートは石油産油国で金銭的には恵まれているものの、軍事力としてはやはり小国なので弱いはずです。
だからこそ、クウェートはなにかあった時のために外部に敵を作らないようにしています。
その延長線上に、クウェート政府奨学金留学による各国留学生受け入れがあります。
留学生受け入れを外交手段として考え、各国との良好な関係を築いています。
そういった事情があるため、外部に敵を作りかねないGCCからの離脱は99%あり得ないということになります。
中東情勢が安定した状態で維持したら良いのですが…
サウジアラビアのサルマーン皇太子の動き次第では、また情勢不安が出るかもしれませんね。
クウェート留学相談も受けていますので、このブログの「お問い合わせ」、もしくは以下のリンクを参考にぜひ連絡ください!
VALUもやっています!
読んでくださりありがとうございました!