クリスマスでイエスの誕生日もいいけど、預言者ムハンマドの誕生日は祝うの?

クリスマス

メリークリスマス!(もう過ぎたけど!)
クウェートのよしくんです!

まあ僕には関係ない行事でしたね!

イスラーム教徒の方も関係ないですよね。

というか、そもそもローマ帝国のコンスタンティヌス帝がキリスト教を国教と認めてから、冬至、および農耕神サトゥルヌスのお祭りをイエスの誕生日と定めたのであって実際の誕生日とはちg(略)

 

クリスマスはイエスの誕生日として祝われますが、預言者ムハンマドの誕生日はどうなんでしょうか?

Q.イスラーム教徒は預言者ムハンマドの誕生日を…

 

1.「祝う」

2.「祝わない」

3.大好きなあの子に告白するぞと鼻息を荒くしながら「祝う」

4.お祝い…金の匂いがするぞとほくそ笑みながら「祝う」

5.そんなもの興味ないので「祝わない」

6.むしろいつが誕生日か分からないので「祝わない」

7.主こそが至高!ゆえに「祝わない」

いったいどれだと思いますか?

・・・

・・・

・・・

・・・

 

正解は「7」!と考えるのが「妥当」です!

実はこれ、非常に微妙なラインなんですよね。

 

預言者ムハンマドは「偶像崇拝」の対象になり得る?

夕陽

イスラームにおいて、偶像崇拝は厳禁ですよね。

実は、その偶像崇拝の対象に預言者ムハンマドも入るんです。

 

イスラームという宗教は、あくまで唯一神アッラーのみを神と認める宗教です。

そして、ムハンマドは「その使徒」なんですよね。

 

つまり、預言者ムハンマドはあくまで神の言葉を伝える人間なんです。

神の前では人間はみな平等ですからね。

 

以前、「ザカート」と「サダカ」について説明した際に「六信」を説明しました。

その「六信」には「預言者」も含まれていましたよね。

 

その正確な意味合いは、アブラハム、イエス、ムハンマド等の人物を「預言者である」と信じるということです。

信仰するわけではないんですよね。

 

クウェートでは「祝わない」。でもほかの国では…

kuwait

ここまで説明した通り、「偶像崇拝」の規定があるので本来お祭りのようなことはしないんです。

クウェートの友人も「預言者ムハンマドの誕生日だけど、別に何かするわけではない」と言っていました。

 

しかしながら、実はお祭りとして祝っている国も多いんです…笑

これには僕も驚きました(笑)

 

ただしこの場合、預言者ムハンマドの誕生を祝っているわけではないという考えのもと成り立っているんですね。

 

例えばこちらの記事

 

チュニジア出身の方が預言者の誕生日のお祭りについて紹介してくださっていますが、

「宗教に関するお祭りではなく、アラブの伝統や文化に関するお祝いと考えられています」

と説明しています。

 

非常に微妙なラインですね…笑

 

それもそのはず。

この誕生祭はもともと、スーフィズムの「聖者崇拝」という偶像崇拝グレーゾーンの考えからきています。

 

スーフィズムと聖者崇拝

スーフィズム

 

以前の記事で「イスラームは「法」で成り立っていて論理的である」と紹介しましたね。

 

しかしながら、これが逆に「法ばかりでは外面的な体裁のみが整うだけ」とも考えられたんですね。

内面的に神に近づくことはできないわけです。

 

そこで産まれたのが、神との合一を目指す「神秘主義(スーフィズム)」です。

彼らは神との合一をはかるため神秘的修行を行うわけです。

 

そして、神との合一をはたした人は聖者として尊ばれたんですね。

聖者の人が亡くなったら「聖者廟」を作ったくらいです。

つまり聖者を崇拝したわけです。

 

これは偶像崇拝では…?笑

 

この聖者崇拝がもととなって、預言者ムハンマドを「聖者」として昔から誕生日にお祝いしたようですね。

 

スーフィズムは偶像崇拝? → 生誕祭も偶像崇拝?

スーフィズム自体が「偶像崇拝じゃないか」と言われるくらいです。

「これは偶像崇拝。アウト」って考えも当然あるわけですね。

 

ちなみに、サウジアラビアなどはイスラーム法学派として「ハンバリー学派」を採用しています。

法に厳格な学派なので、当然「聖者」も「聖者廟」も偶像崇拝でアウトです。

領土内の聖者廟は、預言者ムハンマド廟を除いて破壊しています。

 

そして、イスラーム国(IS)は、ハンバリー学派に近いサラフィー・ジハード主義に当たります。

こちらもスーフィズムは偶像崇拝としてアウトです。

2016年に、サウジですら破壊しなかった預言者ムハンマド廟を爆破しました…笑

 

これほどまでに偶像崇拝の排除がなされることもあるんです。

生誕祭は偶像崇拝に当たってもおかしくはないですよね。

 

まとめ

kuwait

もうみなさん、最初の問いは明確に答えられますでしょうか?笑

 

Q.イスラーム教徒は預言者ムハンマドの誕生日を…

 

答えは、

スーフィズムの文化を背景に根付いているため、祝うかもしれないけれど偶像崇拝に当たる可能性もあるので「アラブの伝統や文化に関するお祝い」と考えることがある。

もしくは、生誕祭を偶像崇拝で禁止とみなして祝わないこともある。

ですね!

 

以上になります!

 

クウェート留学相談も受けていますので、このブログの「お問い合わせ」、もしくは以下のリンクを参考にぜひ連絡ください!

VALUもやっています!

読んでくださりありがとうございました!

スポンサーリンク