論理的なイスラームの世界

2018年11月30日

クルアーン

こんにちは!
クウェートのよしくんです!

前回は「イスラームは戒律が厳しい」と思われがちですが、スラーム教徒になる条件はほんとは緩い!という話をお伝えしました。

 

今回は、「イスラームはめちゃめちゃ論理的」という話をしていきます!

というのも、これを知っておくのといないのとでは、ニュースを見る視点が変わります!

イスラームは「法」で成り立っている

 

イスラームがなぜ論理的かというと、「法」で成り立つ宗教だからです。

イスラームは、現サウジアラビアにあるメッカ(マッカ)マディーナ(メディナ)から始まり、徐々に版図を広げていきました。

 

イスラーム拡大

イスラームは版図の拡大とともに徐々に啓示され、社会や生活にまで規範が及んでいます。

そのため、イスラームと統治、社会規範は切っても切り離せない関係にあります。

預言者ムハンマドの生前は、分からないことがあればムハンマドに聞けば良かったため、イスラームに適っているかどうか、そのためにはどうしたらよいか聞きたいときは直接聞くことができました。

 

しかし、預言者ムハンマドの死後はもちろん意見を聞くことができなくなります。

イスラーム共同体をまとめていくには、預言者ムハンマドが伝えていたイスラームを軸として、イスラームに適った統治をしていく必要があります。

そこで預言者ムハンマドが亡くなった後は、「カリフ」という「預言者の代理人」が統治を行なうことになりました。

初代カリフのアブー・バクルはカリフになった際にこのように言っています。

「私がアッラーとその使徒に従う限り私に従いなさい。もし私がアッラーとその使徒に背いたなら、あなたがたには私に従う義務はない」

イスラームに適った統治をおこなうことを宣言しています!

 

イスラームに適った統治をおこなうためには、やっぱり「法」を決めないといけないんですね。

そのため、のちに「イスラーム法」というものができてきます!

聖典クルアーンとハディース

クルアーン2

イスラーム的に正しいかどうか決めるためには、「ルール」が必要です。

そのルールは、もうすでに預言者ムハンマドが示していたんですね。

預言者に降りた啓示です!

預言者ムハンマドが啓示として示した言葉は、直弟子でもあり3代目カリフのウスマーンが編纂し、聖典クルアーンとして現在まで改変されることなく残っています。

 

ただ、聖典クルアーンだけだと対応できない事例もあります。

そのため、預言者ムハンマドの言動はイスラーム的に正しいものですので、預言者ムハンマドが生前に言っていた言葉、行動を頼りにイスラーム的に正しいかも判断しています。

預言者の言葉や行動の伝承は、学者によってものすごく厳正に精査され、言行録としてまとめられました。

それがハディースと呼ばれるものです。

 

それらの情報をもとにイスラーム法ができあがります。

細かな事項に関しては、イスラーム法学者が都度クルアーンやハディースをもとに類推し、法勧告(ファトワー)を出します。

法学書ももちろんあります!

このようにして、イスラーム世界はイスラームという軸をもって成立していたんですね。

 

クルアーン、ハディースの引用の文化

クルアーン3

イスラームはもちろん統治だけではなく生活にも関わってきます。

そのため、一般市民は自身で聖典クルアーンやハディースを参照したり、イスラーム法学者から法勧告(ファトワー)をもらったりしてイスラームに適った生活をしています。

そのため、イスラーム教徒の方とイスラームについて会話すると、

「預言者ムハンマドはこう言ってる」

「クルアーンだとこうある」

という言葉を聞くことがままあります。

イスラームについて語るときは、法を引用しながら語ります。

イメージとしては、数学の照明をするときに、公式とか、定義、定理を使うような感じのイメージです。

「クルアーンでは○○と言っているから、□□□は大丈夫。」

「ハディースでは△△とあるから、××するようにしている」

などなど…

 

まとめ

夕陽

今回は、イスラームが論理的に成り立っていることを説明しました。

まとめると、

イスラームは統治から生活規範まで「イスラーム法」で成り立つ。

聖典クルアーン、言行録ハディースを「ルール」とする。

「ルール」を引用して、イスラームや規範について語る。

 

イスラームについて語るときの論理性は、イスラーム法としての引用、法解釈によって成り立ちます。

実は、この論理性をもとに相当数の義勇兵を集めたのがイスラーム国なんですね。

これについてはまた後日書きたいと思います!

 

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VALUもやっています!

 

読んでくださりありがとうございました!

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