イスラーム法遵守の取引所が、中東に仮想通貨旋風を起こす?①

2018年11月4日

こんにちは!
クウェートのよしくんです!

今回は「イスラーム法に基づく仮想通貨取引所が、中東で仮想通貨を流行らせるのでは?」ということを書いていきます!

まだイスラーム世界ではそれほど仮想通貨が浸透していないのですが、これから盛り上がってくると思いますので説明していきます!

イスラーム世界で仮想通貨はOK?アウト?

皆さんは中東などのイスラーム世界では、仮想通貨がOKだと思いますか?アウトだと思いますか?

正解は「グレー」です!

というのも、仮想通貨に関しては

「価格変動があるからギャンブル扱いでダメだ」とか、

「ギャンブルじゃなくて、商品取引だからOK」とか、

「裏付け価値があったらOK」とか、

いろんな人が言いたいこと言って賛否両論状態です。

問題はイスラーム法でOKかどうか

ここでなぜ「ギャンブルだからダメ!」という話が出るかというと、

イスラーム教徒は、イスラーム法(シャリーア)というものでギャンブルが禁止されているからなんですね。

クルアーン 第5章:食卓章 第90節―91節

90.あなたがた、信仰する者よ、誠に酒と賭け矢、偶像と占い矢は、忌み嫌われる悪魔の業です。これらを避けなさい。恐らくあなたがたは成功するでしょう。

91.悪魔の望むところは、酒と賭け矢によってあなたがたの間に敵意と憎悪を起こさせ、あなたがたがアッラーを念じ礼拝するのを捧げるのを妨げようとすることです。それでも、あなたがたは慎しまないのですか?

このクルアーンの節にあるように、「賭け矢」、つまりギャンブルは禁止されています。

ただ、この節を引用して「ギャンブルだからダメ!」と言う人の中には、政府の御用法学者、つまり政府の「犬」もいます。

中東では、イスラーム法学の見解で政府が不利な立場にならないように、政府の都合の良いように見解を示す御用学者をおいています。

ライブドアニュースでも、そういった「本音」と「建前」を見越した記事がありました。すげえ…

他にも賛否両論な意見があるのですが、まとめると「OK」「ダメ」「中立」の3パターンになります。

ハラール(許可されている)派

・ギャンブルではなく商品取引だから合法

ハラーム(禁止)派

・ギャンブルに該当するため禁止
・マネーロンダリングに使用される可能性があるためダメ
・テロリストに資金流入する可能性があるためダメ

中立派

・まだ法学的見解を出すには時期尚早。これから判断していくべき。

このように3パターンの意見に分かれます。

そして、このうちの中立派が、

「イスラーム法に基づく仮想通貨取引所作って、反応見て決めたらいいじゃん!」

ということで、ICO(プロジェクト)を始め出したんです…!

イスラーム法遵守仮想通貨取引所プロジェクト

ADAB solutionsというところが、「イスラーム法遵守の仮想通貨取引所を作ろう!」というICO(プロジェクト)を始めたんですね。

UAEのドバイ発です!

ADAB solutionsの英語のホワイトペーパー、全部で70枚ぐらいあって瀕死になりながら読みました…笑

一言でいうと、ADAB solutionsが目指しているのは、

イスラーム法をもとに仮想通貨プラットフォームを作り、それをもとにイスラーム教徒に判断してもらう

ということのようです。

 

これはイスラーム法ではイジュマー(共同体の合意)というものになります。

イスラーム共同体が合意することで、法学的に許可されたものになる、ということですね。

昔,コーヒーに関しても

「酩酊作用があるのではないか」「イスラーム教徒が怠けるたまり場を作り出してしまう」

といった理由で、法学的に許可されているのかどうか揉めた時期がありました。

しかし、最終的に「この世にあるものは、基本的に神に許されたものである」という、本来的許容性の原則からOKになり、時間とともに共同体の合意を得ました。

その合意形成プロセスを、イスラーム教徒からの利用者獲得によって成し遂げようとしているようです。

 

この後も②に続きます!

②では、今現在ADAB solutionsのICOがどうなっているのか、これから中東の仮想通貨市場がどうなっていくのか書いています!

読んでくださりありがとうございました!

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